一日の生活

今週(12/4~12/9)の 給食/おやつ の献立
- 12月4日(月)
- 麦ごはん 筑前煮 野菜の塩昆布和え 味噌汁 / 牛乳 さけおにぎり
- 12月5日(火)
- 麦ごはん ひき肉のオムレツ コールスローサラダ 野菜スープ / 牛乳 揚げパン
- 12月6日(水)
- 麦ごはん 鯖の塩焼き 野菜の納豆和え 豚汁 果物 / 牛乳 麩のラスク
- 12月7日(木)
- 麦ごはん 厚揚げのみそ炒め 胡瓜の甘酢和え すまし汁 / 牛乳 りんごケーキ
- 12月8日(金)
- あんかけうどん ブロッコリーの和風サラダ 果物 / 牛乳 マカロニのきな粉和え
- 12月9日(土)
- プルコギ丼 胡瓜の胡麻和え わかめスープ 果物 / 牛乳 マシュマロおこし
栄養士からのコメント
- いよいよ寒さも厳しくなり、早いもので今年も残り1ヵ月となりました。
- 今年の冬至は12月22日です。冬至とは一年で最も昼の時間が短く、夜の時間が長いです。この日を境に、だんだん日が長くなっていきます。冬至の日には、かぼちゃを食べたり、ゆず湯に入るなどの習慣があります。かぼちゃを食べることにより、厄除けや病気に効果があると言われています。カロテンやビタミンをたくさん含んだかぼちゃはビタミン不足になりやすいこの時期に栄養補給として昔から欠かせない食材でした。
- また、ゆず湯は冬の寒さに負けず、健康に過ごすために入ります。また、「融通が利きますように」という願掛け、冬至は「湯治」の語呂合わせとされています。香りの高いゆずにより、邪気を払ったお風呂で身を清めて翌日から運気上昇に備えたいですね。風邪予防や肌を強くする効果があると言われています。
- 冬至の日にはかぼちゃを食べたり、ゆっくりゆず湯に入ったりして今年を健康で締めくくりましょう
G G Cyo Column
▼私が幼稚園に就職した55年程前、幼児教育界に衝撃的な提唱がありました。「5歳で新聞が読める」と提唱した教育学者の石井勲という先生で、漢字の扱いについての主張です。以下その要点を紹介する記述を引用します。
▼幼少期だからこそ漢字教育が有効なのです。漢字は一見複雑そうですが、それ故に識別しやすいのです。そして具体的な意味や内容を表わしていますから、幼児には絵を見るのと同じように理解されます。つまり、漢字は「目」で理解する言葉(視覚言語)なのです。一方、ひらがなやカタカナは抽象的で一字一字には何の意味もありません。つまり耳で理解する言葉(聴覚言語)というわけです。大脳生理学の発達でわかってきたことの一つに、耳より目のほうが知識を吸収する上で大きな役割を果たす、ということです。実験の結果では、その割合は耳の11%に対し、目は83%と、大幅な差となっていることが確められています。
また、人間の記憶力は、0~3歳をピークに7~8歳頃までがもっとも高く、これを機械的記銘といい、興味があれば何でも即座に記憶してしまう丸暗記能力です。言葉の教育はこの時期をおいてほかにないことも、常識となってきました。この丸暗記能力に対して、8.9歳頃から育つ能力が論理的記銘です。ものごとを論理的、体系的に理解し、認識する能力です。幼児期に言葉の豊かな子にすることにより、早くから論理的記銘が高まり、優秀な子に育ちます。(下図)
すべての学びは「言葉」から始まります。言葉の力が子どもの思考力、表現力、そして豊かな心を育みます。
▼保育園でも名前は漢字表記(正式な表記)を基本にし、日課のカードにも漢字を使用しています。図形と同じように読み記憶していますが、もう一歩踏み込めないなと感じているのは大人の認識、理解不足かと。大人は保育士であり保護者の方かもしれません。
それは「漢字は難しい」「子どもはひらがなから」の認識が強いことです。幼児はパターン認識ですから、大人の理屈が壁となり幼児の特徴的能力開発の時期を逃していることに悔しさを覚えています。
▼日常的に子どもが見聞きにする範囲で「ほんまもん」を使うことは大切だと思っています。幼いから、難しそうだからとの親心は子どもからすると返って混乱や当回しになることもあります。
小学校の教科学習では1年生の漢字、2年生の漢字と決められていて、その枠を外すととがめられるとか...。幼児教育からするとナンセンスになります。幼児期は周りの環境から吸い取って記憶の座に納めていくからです。
▼今回は漢字に注目しましたが、幼児期にはできるだけホンマモンを何のわだかまりなく、また我々大人が使いやすいと感じることはこどもにとっても同じだとの認識で、望ましい環境を整えたいものです。子どもの発達曲線に基づいてです。
